「マイホームが欠陥住宅かもしれない」とわかったときのショックは計り知れませんが、できるだけ早く対応していかなければなりません。欠陥住宅に関する相談をするなら、弁護士に相談するのがおすすめです。ここでは、欠陥住宅を弁護士に相談するメリットや弁護士選びのポイントを紹介します。
欠陥住宅の建物に関する調査は一級建築士に依頼することになります。調査の結果、住宅メーカーや施工業者と争うことになる場合は、専門知識を持った弁護士による法的サポートが必要不可欠です。
欠陥住宅の問題を解決するためには、損害賠償や契約などに関する知識が必要になります。自力で損害賠償請求ができないわけではありませんが、請求範囲を正しく理解し、期限内に交渉するのはかなり難しいです。
序盤から専門知識と交渉力を持つ弁護士に依頼し、スムーズな解決を目指しましょう。
欠陥住宅の相談を弁護士に依頼すれば、「住宅メーカーや施工業者に責任がある」という事実の証拠を元に、論理的に交渉・裁判を進めていくことができます。法律の専門家として知識を持つ弁護士なら、論点を押さえて施工主に有利になるように進められます。
また、交渉を行うためには、住宅メーカーや施工業者とさまざまなやり取りを行わなければなりません。訴訟を行う場合は、それに加えて訴訟手続きなども必要になります。弁護士に依頼すれば、それらを全て弁護士に任せられるので、物理的にも精神的にも施工主の負担を軽減できるでしょう。
欠陥住宅に関する相談を行う弁護士を選ぶポイントは、建築訴訟に精通している弁護士を選ぶことです。建築訴訟を行うためには、法律に関する知識だけでなく、建築に関する知識も必要となります。これまでの裁判実績は必ずチェックしましょう。一級建築士と連携を取ることができる弁護士かどうかも確認してください。一級建築士とのダブルライセンスを持っている弁護士もいます。
また、弁護士の能力だけでなく、実際に相談してみて信頼できそうかどうかも弁護士選びの重要なポイントです。訴訟を行う場合、弁護士とも密にコミュニケーションを取らなければなりません。「この人なら安心して任せられる」と思える弁護士を選ぶようにしましょう。
欠陥住宅に対応するためには、法律の知識も建築の知識も必要になります。また、どの交渉・裁判もスムーズにいくとは限らず、紛争が長引いてストレスとなってしまうケースも少なくありません。マイホームが欠陥住宅かもしれないとわかった場合は、専門知識を持つ弁護士に依頼し、サポートを仰ぐことをおすすめします。