断熱性能に関する数値でよく出るUA値とは?

家づくりの情報を調べているときに断熱性能に関して「UA値」という数値が出てきて戸惑っていませんか?聞きなれない言葉ですが、実は家づくりにおいて重要な数値です。ここでは、UA値について分かりやすく解説します。

UA値でわかること

UA値から住宅性能がわかる

UA値でわかるのは、「室内の熱がどれくらい外へ逃げやすいか」です。「外皮平均熱貫流率」とも言います。数値が小さいほど、熱が逃げにくい家です。言い換えると、UA値から断熱性能・省エネ性能の高さが分かります。

UA値を見るべき理由

断熱性・省エネ性は、住み始めてからの過ごしやすさにつながる大切な要素です。室温が一定に保たれていれば、年中快適に過ごせます。エアコンで冷やしたあるいは暖めた空気が逃げなければ、冷暖房効率が良く、電気代も節約可能です。

C値との違い

UA値とあわせて確認したいのはC値です。C値は、住宅における相当隙間面積のこと。気密性能を示す数値です。C値が小さいほど、家の隙間が少なく、気密性能が高いことになります。気密性能が高ければ、室温を保つことができるので、UA値同様、省エネ性能につながる数値です。

省エネ基準は地域によって変わる

日本は縦に長い国なので、地域によって気候が大きく異なります。たとえば、北海道と沖縄で同じ性能の住まいを建てても快適に住めないことは想像しやすいのではないでしょうか。そのため、国土交通省は、地域によって省エネ基準のUA値を示しています。

国土交通省が定める省エネルギー基準は8段階です。地域によって区分けされています。北海道はほとんどのエリアが1もしくは2に該当。UA値は0.46 Wが基準です。0.46 W以下であれば良いということですが、札幌市独自の札幌版次世代住宅基準では、0.28Wを標準としていて、国の基準より4割近く高断熱にする必要があります。

UA値の計算方法

UA値が住宅において重要な数値であることは理解できたと思います。では、UA値はどのように算出されるのでしょうか?UA値の計算式は以下の通りです。

外皮平均熱貫流率(UA値)=熱損失量(w/k)÷外皮面積(㎡)

住宅の内部から、「床」「外壁」「屋根(あるいは天井)」「窓」などの外皮を通して外に逃げる熱量を外皮面積の合計で割ります。外に逃げる熱量は、それぞれの部位別に算出。式は「U値(熱の伝えやすさを示す数値)×面積×温度差係数」です。

UA値を重視しているハウスメーカーに依頼しよう

UA値を見れば、断熱性能・省エネ性能がわかります。住み心地の快適さにつながる大切な数値です。家を建てるときは、UA値を重視しているハウスメーカーに依頼しましょう。

ハウスメーカーを選ぶときは、複数のハウスメーカーを比較検討することが重要です。断熱性能にこだわりがあるかどうかチェックしてみてください。たとえば、北海道住宅着工数NO1のロゴスホーム※では、「北海道品質」として、断熱性・省エネ性にも力を入れています。複数のメーカーを比較することで、納得できるハウスメーカーを選べるでしょう。

※2020年株式会社北海道通信社「北海道住宅データバンク」調べ
(株式会社ロゴスホーム、豊栄建設株式会社の実績を合算)